今更感がものすごく漂うのだが、くろのんが大好きな西尾維新を読み始めた。
で、「クビキリサイクル」1時間半で読了。 相変わらずすさまじい読書スピードな俺。 うん。 面白い。 何が面白いのか、軽く俺なりに考察してみた。 ネタバレをするとすべてぶちこわしな作品なので、ネタバレ無しで。 1.星新一の言う、「一ひねり半」が効いている。 ああ、そこひっくり返すんだ…ってのはちょっと意外だった。 トリックと犯人はわかりやすかったけど、流石にオチは読めなかった。 言われてみれば、「ああ。ああ。」なんだけどね。 2.伏線の張り方と回収 最後のオチに持ってくるために、あちらこちらで伏線を張っているのだが、 そのすべてを解説していない。 けっこう重要なネタも最後説明してなかったりする。 これのどこが良いのかというと、 若い(婉曲的表現)読者がそういうネタを見つけると、 「すげー、こんな伏線見つけちゃったよ」 と、かなり嬉しくなっちゃったりするのです。 読んでて頭が良くなった気がするって奴ね。 まあ、ラノベには良くある書き方と言われればそれまでだけど。 俺も銀英伝で通った道です。 まあ、大体良かったね。 読んでてつっこみどころもあったけど、それを言うとネタバレになってしまうと… あからさまに次の作品向けの伏線が張ってあるので、とりあえず一通り読んでみるわ。 てか、タイトルも伏線なのね。 よーく見ると。 言葉遊びの好きな作者さんですね。
by aru_sakura
| 2007-01-19 00:46
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